精力と精力減退についてご説明いたします

  　精力減退
中高年になると精力が衰えてしまうのは、男性にとって絶対に避けられないものなのでしょうか。結論から言うと、老化が防げないのと同じように、精力の減退そのものを完全に避ける方法はありません。人間の性欲を左右する男性ホルモンは、だいたい１８歳頃をピークにして、どんどん低下していきます。精液を生産する前立腺は誰でも中高年になれば硬化し、肥大化しますから、精液の分泌は低下していきます。精液の製造が少なくなれば自然に、性欲も低下していくのです。
　精力減退の原因
精力減退には、生活習慣病の広がりも無視できないものがあります。いまや日本の国民病と言える「糖尿病」です。その予備軍を含めると、日本人の３人に１人がこの病気に脅かされているとまで言われています。
そのほか、「高血圧」「心臓病」といった様々な「生活習慣病＝成人病」も精力を極端に低下させます。このように病気や事故などによる体力の低下や、精神的なストレスでも精力は極端に衰えます。 
 
 
精力減退にはさまざまな原因があります。
機能性勃起障害
精力減退の症状として最も頻度が高いもの。精神的、心因的要因によるケースが多く、具体的には不安やストレス、心の病、自分の性器や性行為への不信などがある場合に起こります。
器質的勃起障害
内分泌異常や支配神経・血管・組織などの障害、薬物の作用(降圧剤、向精神病薬など)によるケース。具体的には陰茎の支配神経、血管、組織などの障害や、内分泌機能障害などが挙げられます。
(1)機能性と(2)器質性勃起障害の混合
機能性勃起障害と器質性勃起障害が併発する場合。具体的には、心の病であるうつ病が影響を与えて、内分泌機能障害などが症状として現れます。これは、糖尿病や高血圧、腎不全、泌尿器疾患により、神経や血管、ホルモンが正常に機能せずに起こります。
その他、原因不明
加齢によるものや、薬の副作用による内分泌機能障害からくる勃起障害もあります。